工学院大学について
建築学を大学で学びたいと考えている方々。
工学院大学はご存知ですか。
あまり馴染みのない大学かと思いますが東京四工大のうちの一つで
東京四工大とは、
都市大、東京電機大、芝浦工業大、 工学院大の工業系大学のことをいいます。
しかし、実際どのような違いがあるのか。 工学院大学に実際に通っていた私の視点から工学院大学について、 深堀していきたいと思います。
オススメな点
建築を学びたいなら建築学部がある工学院大学が良い理由。
まずは、圧倒的に教授が充実している点です。
東京大学や横浜国立大学などの国公立の充実性には及びませんが、 工学院大学にも日本で活躍する建築家が数多く在席しています。 例でいえば、 工学院大学非常勤特任教授の藤森照信さんや教授の木下庸子さんな どが有名でしょう。
卒業生には山崎健太郎さんが有名です。
キャンパスについて
キャンパスは、1、2年では、八王子キャンパスで、3、 4年では、新宿キャンパスで授業を受けることになります。
私は、1、2年の時は、埼玉県の大宮に住んでいたので、 新宿キャンパスに湘南新宿ラインで向かって、 新宿キャンパスから、 工学院大学のシャトルバスが八王子キャンパスまで通っているので 、それに乗って、八王子キャンパスまで通っていました。 9時20分から授業で10時50分まで1限目があり、 11時から12時半まで2限目があり、1時間のお昼休憩があり、 1時半から3限目が始まります。そんな感じで、 1時間半の授業の繰り返しです。
ついでにシャトルバスは有料で定期として購入する必要があります 。
必修を落としてしまうと
1、2年の時は、英語が必修にあり、 必修を4つ以上落としてしまうと、3年に上がれなく、 留年になります。
私は、3科目必修を落としてしまって、3年には上がれたが、 八王子キャンパスと新宿キャンパスを行き来する事になったので、 授業の組み方が大変でした。
しかし、1、2年に落とした必修を3年で取り終えて4年では、 新宿キャンパスのみの活動でした。
1、2年で落とした、単位を3年でも落とした場合は、 4年には上がれなく、留年となります。4年生に上がる条件は、 必修をすべて取得する事なのです。
必修を取らないと卒論に着手出来ないという条件があるからです。
なので3、4年では、選択科目ですべて自分で選択していくので、 3年でより多く、授業を取っておくのが良いでしょう。
たくさん取っておいて、就活や、卒論に向けて、 余裕を作っておいたほうが良いでしょう。
アルバイトについて
アルバイトとの両立は、あまりオススメしません。
建築学部で、勉学をしっかり学びたいのであれば、 アルバイトをしている余裕はないです。
理由は、毎学年前期後期とも建築演習がある為です。
演習について
建築演習は、与えられた課題に対して、 建築を提案するという授業で、 最終的に模型とプレゼンシートの提出が必須です。
建築演習は必須科目で、 毎週毎週エスキスという教授と一対一の話し合いの場が設けられ、 自分の案に対してアドバイスをもらったり、指摘を受ける場です。
模型は、1/100等で作り、プレゼンシートは、平面図、 立面図、断面図、パース、ダイアグラムが求められていて、 手書きで行う事がマストで定められています。
手書きの練習にもなるのですごく勉強になった科目でした。
ですが、提出前には徹夜とか当たり前で、模型を作るのに、 材料代が掛かったりと、他学部と比べて、大変かもしれません。
私は、埼玉の大宮から通っていたので、 模型を運ぶのにとても大変な思いをしました。
模型を運ぶためには、模型用のダンボールをつくって、 だいたい1㎥ぐらいの大きい模型となるので、 時にはグリーン車を使って新宿まで行ったりとか、 満員電車の中で、 大きいダンボールを持って乗ったこともありましたが、 非常に迷惑を掛けていて周りに申し訳なかったです。
新宿から八王子までのシャトルバスでは、 夜行バスのバスみたいな大きめのバスで行くので、耐えられます。
図面を手書きで書く際は、製図板を使って作業するのですが、 購入はマストです。学校にも、作業できる製図板はありますが、 自分は、家で作業を行うことが多かったですね。
A1のケント紙を購入して、手書きで書き込むか、 A1の方眼紙にトレーシングペーパーでパーツごとに書き込んだ図 面を方眼紙にテープで貼り付けて、キンコーズという、 印刷屋さんでA1ケント紙に印刷してもらうという方法があって、 色塗りも、パステルや水彩絵の具で塗ります。
デザインの本質的な楽しさが学べるので面白い授業です。
ちなみにキンコーズは、24時間営業なので、 朝一で行ったりとか、 前もってスケジュールを立てて印刷しにいったほうが良いでしょう 。
待ち時間が発生する場合があるので注意が必要です。
3年生からゼミ活動が始まり、さらに忙しくなります。
まとめ
私は、アルバイトを行っていたのですが、 新宿で11時までやって、終電で帰って、そこから、 課題をしたりとか、テスト勉強をしたりとしていたので、 寝る時間は、本当に少なかったです。
なので授業中は、しょっちゅう寝てしまいましたが、 しっかり聞きましょう。
工学院大学について、まだまだ話足りないことがあるので、 第2弾をお楽しみにしてください。
この記事が大学選びの参考になれば幸いです。
それではまた。
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