一級建築士受験レビュー

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一級建築士の受験を考えてる皆さんへ

資格学校は、通っていますか。
大手資格学校から、オンライン受講できる手軽なものまで最近では、様々なサービスがありますね。
今回は、私が通っていた全日本建築士会が行っている学科徹底合格力養成講座について、お話します。

全日本建築士会について

結論から言うと、
安いが、この講座と全日本建築士会のテキストでは、合格には、程遠い。
この結論について、解説していきます。
テキストについて
まず、講義で使うテキストについてです。
市販でも売られている全日本建築士会のテキストは、大手資格学校のものに比べて、文字のメリハリとか極端に少ない為、要点が分かりにくく、図が極端に少ないので、内容の把握に苦戦します。
少し画像を載せておきますが、文字が多めです。
講義を聞いて、赤ペンなのでマーキングしておかないと、要点を拾えないです。
それぐらい同じ書体とポイントで書かれています。
価格について
私は、通学で申し込みましたが、コロナ禍であった為、すべての受講生が通信になりました。
通信と通学とでは、講義の先生が違いましたので、比較は難しいが、価格は、通信の方が低いです。
なので自分のペースでできるだけ安く済ませたいなら通信がよいでしょう。
値段を見ると通学が189000円で通信が179000円と10000円の差ですね。
コロナ禍ですぐに通信に移行となってしまった為、通信の場合の具体的な講義の流れを解説していきましょう。
受講までの流れ
まず、本格的な授業は11月前半から開始します。
それまでは、通信講義を受けて基礎を身に着けます。
9月から本格的な講義が始まるまでは、通信学習になります。
それは、2週間に1回3時間程度の動画が配信され、いつでも視聴できます。
その時には、前年度のテキストが配られ、その内容に沿って、勉強を進めます。
11月から本格的な講義が始まり、当初は通っていました。
講義について
渋谷のフォーラムエイトという場所で講義を受講してました。
ホワイトボードに先生が手書きで解説していくので、少し字や絵が下手な先生だと少し見にくかったりしました。
フォーラムエイトは貸会議室みたいな場所なので、不便さはなかったですし、当時自分は、タバコを吸っていたので、喫煙所も、建物を出て近くにあったので、良い点でした。
講義は、9時から12時まで行い、1時間休憩を挟んで午後1時から4時まで行いました。
午前午後で1日2科目行い、土曜日か日曜日が水曜日を選べます。
毎週行い、年末年始は講義はなくて、1月の12日から講義は再開しました。
しかし、このタイミングで通信に移行となったので、ここからは通信学習についての話しになります。
通信講座について
通信では、You Tube経由で動画を視聴できるシステムとなっているため、期限がなくいつでも視聴可能です。
週一で日曜日から月曜日になる瞬間に、配信メールが届いて、次の単元の学習ができるようになります。
2科目の動画が届いて、1つ3時間程度の動画です。
動画のメリットは、倍速で視聴できるので良いなと思いました。
その通信講座が6月まで続いて、最終回が終わったタイミングで、家に模試が送られてきて、行いました。
6月14日から7月5日まで模試の解説と答え合わせを行って、7月11日にテストに挑んだという流れです。
配布物
全日本建築士会の講座を申し込んで貰えるものは、
前年度のテキスト
今年度のテキスト
法令集
出題キーワード別問題集です。
講義時間
この講座は148時間相当の時間量らしいです。
2ヶ月ごとに小テストも行われ、各科目10問程度の出題をされ、受講生の平均点が出るので、自分はどの程度なのかは、そこで測れます。
講座の感想
個人的には、構造と環境はすごく講義がわかりやすく、実際点数も取れました。
しかし、法規の授業は、ひたすら法令集の中の条文を読んでいくのみ、施工は、テキストをまんま音読されているみたいで、動画いるのかなと思っちゃうレベルでした。
計画に関しては、ほとんどテストに役に立ちませんでした。
テキストすらも音読してくれなく、いまいち要点もわからないまま、すらすらとテキストを触れていくという感じでした。
この計画、施工、法規についてはこの講義ではなく、別の対策をしたほうが良いでしょう。
法規は、ひたすら過去問を解いて、法令集を問題をとうしてたくさんめくっておくのが良いでしょう。
だいたい過去問と同じようなページを開くことになるので、到達するのが格段に早くなります。
施工は、自分は苦戦したので、良いアドバイスができませんが、ひたすら過去問で問題ないでしょう。
文として理解するのが早いと思います。
テキストの表丸暗記とか絶対NGです。
語呂合わせも良いと聞きました。
計画は、歴史や事例系は、ほとんど過去問から出てきます。テストで初見でわからないのが出てきたとしても、過去問の問題をイジってきて、間違え文にしてたりとか結構多いです。
なので、歴史系と事例系は、過去問で対策が可能。
あとの計画は、運です。
計画に関しては余り、勉強しすぎるのも良くないです。
他の暗記の時間にさきましょう。

まとめ

とまあざっくり、全日本建築士会の講座について、深堀りしてきましたが、まだ話足りない内容も沢山あるので、またこの講座については、書きたいと思っていますので少々お待ち下さい。
あと最後に一点、勉強の時間の目安として1000時間と言われていますが、全く足りません。噂に流されないようにしてください。
2000時間は考えといたほうが良いでしょう。
目標は、平日5時間、休日10時間を目安に行ってみてはいかがでしょうか。
あくまで参考程度として捉えてください。
それでは今年受ける方も、来年受ける方も、あまり気落ちせず、リラックスして勉強に励みましょう。
楽しんで勉強したら勝ちです。

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